0歳 年齢別

「語りかけ育児」は0歳から始めるべき?やり方と実践ポイントまとめ

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「語りかけ育児」はイギリス政府もその効果を認め推奨を決定した育児法といわれています。

「語りかけ育児」を実践したグループの平均IQ(知能指数)は上位1/3にあり、社会性や集中力においても効果が認められました。

「語りかけ育児」ってよくきくけど効果はあるの?

「語りかけ育児」は何歳から始めるのがいい?

「語りかけ育児」の具体的なやり方を手っ取り早く知りたい!

本記事では「語りかけ育児」のやり方3ステップやさらに効果をあげるための5つの実践ポイントなど具体的にお伝えしていきます。

本記事の概要

本記事は、0歳からでも【語りかけ育児】をはじめられる方法を紹介する記事です。

もちろん1歳以上のお子さんでも効果が謳われている育児法なのでいつはじめても遅いということはありません!

記事の前半では「0歳から「語りかけ育児」を行うことのメリット」と「基本の3ステップ」、

後半ではさらにその効果を高めるための「5つの実践ポイント」および筆者がわが子に実践している内容を「0歳月齢別の実践方法」として紹介しています。

Chami

筆者が実践している具体的な事例も解説していますので今日からでもすぐに実践したい!という方は本記事を読めばマスターできる内容になっています♩

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結論:「語りかけ育児」は0歳からはじめるべき!3つのメリット

0歳から「語りかけ育児」を実践することのメリットです。

0歳からはじめる「語りかけ育児」メリット

  1. 脳の黄金期を活用できる
  2. 早期の言語獲得でIQが伸びる!?
  3. 親子の絆を深めることができる

「語りかけ育児」メリット1 脳の黄金期を活用できる

Chami

特に0歳から2歳は脳の発達が最も活発な時期であり、歳までにシナプスの80%が形成されるともいわれてています。

この脳の黄金期に豊かな言語刺激を受けることは、脳の神経結合を強化し、言語能力と認知能力の基盤を築く重要なチャンスとなります。

一般的に、頭の良さはシナプス(脳の神経細胞同士をつなぐ接続部分)の数で決まるといわれています。

その80%が形成される0歳〜2歳はまさに脳の黄金期なのです。

乳幼児期の子どもは新しい言語や情報を吸収する能力が非常に高くスポンジのようにぐんぐん吸収していくので 「語りかけ育児」を0歳から始めることは脳の発達にも良い影響があります。

「語りかけ育児」メリット2 早期の言語獲得でIQが伸びる!?

イギリス政府も推奨した「語りかけ育児」のメソッドを活用することで、早期の知能向上も期待できます。

乳幼児期の言語獲得がその後の知能の発達に相互関係があることは多くの研究で知られています。

ポチ

早い分だけ知識の蓄積も多くなっていくからね

特に語彙力は知能(IQ)との関連が一番深いともされており、「語りかけ育児」を行なった子とそうでない子の語彙力には350語ほども差が出たとの研究結果もあるよ

ウサ

研究によれば、語りかけを豊富に受ける子どもは、他の子どもよりも単語数が多い傾向があります。

アメリカ心理学会(APA)による研究では、語りかけを多く受けた子どもは、3歳の時点で平均して1,116語の単語を理解し、発話できると報告されています。

一方、語りかけが少なかった子どもは平均して749語にとどまったそうです。

ポチ

ただし、早期の言語習得も適切な言語環境の提供が大前提となることは忘れないでね

注意

適切な言語環境のもとで、適切なペースで言語を獲得できるようにサポートすることが重要です。

過度なプレッシャーや早期の過度な学習は逆効果になることがありますので、子どもを観察し個々の成長段階や個性も考慮しながら無理のない範囲で実践するようにしましょう。

「語りかけ育児」メリット3 親子の絆を深めることができる

赤ちゃんは親の声やコミュニケーションを通じて安心感を得て、自己認識を発展させ、感情的なつながりを深めていきます。

この後詳しく紹介する「語りかけ育児」は親子同士の時間を共有しながら育んでいくメソッドであるため0歳から実践することで早期に安定した親子関係の基盤を構築していくことができるはずです。

Chami

子どもが生まれたその日から「語りかけ育児」を実践しています。 これからどんなふうに成長していくのか楽しみです!

「語りかけ育児」のやり方 簡単3ステップ

【語りかけ育児】とは

1日30分、できるだけ静かな環境で子どもと向き合い、心を込めてゆっくりとことばでコミュニケーションをします。

ことばそのものを育てるだけでなく、子どもが温かい関係の中で本当に大事にされていると感じ取り、その結果自己肯定感の感覚を十分にもてるようになることも目指します。

Chami

ここでは「語りかけ育児」を行う上での超基本的な3ステップを紹介します。

年齢が上がってもこの3ステップは変わらないので要チェックです。

静かな環境を準備する

テレビや音楽など気が散るものはOFFにし、静かな環境をつくります。

ポイント

赤ちゃんは聞きたくない音を無視するだけの集中力を持ち合わせていません。

聞きたい音に集中し、聞きたくない音を無視する能力を育てるためにまわりに気を散らかすものがないことが大切です。

人の出入りも注意が散漫するのでできるだけ避けるようにします。

赤ちゃんとしっかり向き合う

Chami

相手が赤ちゃんであっても"対話"をするイメージで真剣に向き合ってあげることを意識してみましょう

赤ちゃんとよく向き合うことで今何に注意を向けているのかも汲み取りやすくなります。

赤ちゃんが注意を向けていることにおとなが合わせて反応してあげます。

できるだけ短い文で、はっきりと、ゆっくり話しかける

ポチ

赤ちゃんはおとなの口元を見て、話すことばの抑揚や音、口の動きからも学ぶよ

ことばの音をひとつひとつを伝えるように、大きめでゆっくりと抑揚をつけて話します。

ウサ

書籍には赤ちゃんことばも有効だって書いてあるよ(例「そうでちゅね〜」などの赤ちゃんに向けた言葉)

「語りかけ育児」を実践する際に、以下の点には注意しましょう

  • 赤ちゃんを無理に集中させようとしない(赤ちゃんの視線や興味におとなが合わせる)
  • 覚えたことばや音を真似させたり言わせようとしない
  • 赤ちゃんにことばを言わせるために質問をしない(「哺乳瓶が欲しいのね?」「これは何だろうね?アヒルさんだね」など注意を引いたり返事を期待しない質問であればまだ良い)

「語りかけ育児」 さらに効果を高める5つの実践ポイント

基本のステップはわかったけど実際にどうやって話しかければいいのかイメージができないよ...

ポチ
Chami

ここでは「語りかけ」の効果をさらに高めるために取り入れたい実践ポイントをお伝えします

ポイント1 声の高さを普段よりワントーン上げる

ウサ

赤ちゃんはおとながあやしてくれる時の、声のトーンが高くてやわらかい声がだいすきです

赤ちゃんはおとなよりもたかい周波数に共鳴しやすいのです。

「ありゃりゃ!かわいいでちゅね〜」「どうしたんでちゅか〜」など、赤ちゃんをあやすときについ出てしまうトーンが高くてゆっくりと柔らかい声がけを "マザリーズ" といいますが、"マザリーズ" が赤ちゃんの注意をひきつけて維持させる効果があるということが多くの研究においても検証されています。

Chami

"マザリーズ" の声がけが赤ちゃんの興味と注意を引いて、声や口調から愛情などの感情に気が付くようになっていくと言われています

ポイント2 くり返しを多くする

赤ちゃんの脳は同じことばやフレーズをきき「くり返し」を経験することで神経回路が発達していきます。

ポチ

おとなでも何かを覚えるときはくり返したりするよね。赤ちゃんも一緒だよ。

<例>

ポイント3 オノマトペをつかう

赤ちゃんはオノマトペを聴くことで、音の世界に興味を持ちます。

【オノマトペ】とは

オノマトペとは自然な音や物事の音を模倣した言葉です。

・擬態語:ものごとの状態をあらわす <キラキラ、ふわふわ、すべすべ 等>

・擬音語:音をことばであらわす <ガチャン、パラパラ、チュンチュン 等>

オノマトペは赤ちゃんの聴覚を心地よく刺激し、聴覚感覚を養い、発達させるのに役立ちます。

語りかけを行う際に取り入れてみましょう。

<例>

「ぬいぐるみ、ふわふわだね」「風がサラサラ気持ちいね」「こちょこちょこちょ」「アヒルさん、グァーグァー」

ポイント4 からだを使った「動き」と「ことば」を結びつける

Chami

からだを使った遊びは脳にもたくさんの刺激を与え、

肌がふれあうことで触覚が刺激され、人の動きに注目することで視覚が発達します。

手や足などを繰り返し動かすので徐々に身体の動かし方も上手になっていきますし、

こうした身体の「動き」に「ことば」をつけてあげると、刺激と同時にことばが入ってくるので、より赤ちゃんの記憶にも残りやすくなります。

<例>

お着替えの時に:「〇〇ちゃんのあんよはどこかなー?あったー!」

頭を撫でながら:「〇〇ちゃんの頭をいいこいいこ」

ふれあい遊びをしながら:「〇〇ちゃんの右手ばんざい、左手ばんざい」

ポイント5 赤ちゃんの出す音を真似する

ウサ

赤ちゃんの出す声や音、表情までもをマネすることで、赤ちゃんは「自分のしたことで反応が返ってくる!」と刺激になり、ますます会話を楽しむようになっていくよ

生後2ヶ月を過ぎたあたりから赤ちゃんとの「会話」が始まります。

「会話」とは相互のことばのやり取りです。赤ちゃんの反応を待つということも大切にしましょう。  

「語りかけ育児」 0歳児の実践例

0~1歳といえどその成長差がすさまじく一括りにされてもイメージがつきにくいかと思います。

Chami

私がどうやっていたかも含め月齢別の実践方法を紹介します

ここまで読めば今日からでも「語りかけ育児」をできる状態になるでしょう!  

「語りかけ育児」 新生児〜1ヶ月の実践方法

赤ちゃんは寝ているか泣いているか飲んでいるか、の状態です。 この頃は時間は決めずに、ひとりごとのように目に入ったものを呟いたり、とにかく大人のやっていることを「実況中継」していました。

<例>

「今日もかわいいね」

「見て、お空が青くてキレイだよ」

「今日もたくさんウンチしたね。今からオムツを取り替えようね。」

「(泣いていたら)おむつがベタベタしていて気持ち悪かったね。」

また、"ふれあい遊び" や " 赤ちゃん体操 " もよくやっていました。  

ポチ

YouTubeなどで「赤ちゃん体操」と調べるとたくさん出てくるよ!

「語りかけ育児」 2〜3ヶ月の実践方法

2ヶ月にはあやすと笑う「社会的な笑い」が見られるようになり、ア〜ウ〜などのクーイング(喃語)が頻繁になってきています。

この頃から時間をとって語りかけを行おうと実践し始めました。「実況中継」も継続しています。

「間」を与えて赤ちゃんが返事をする時間を与える

顔を向き合い目を見ながら、 大人が何か話す → 赤ちゃんが「あうー」などのことばを発する(返事をする)→ 大人が反応する ということを繰り返します。

5ヶ月時にお母さんが、間をとることで赤ちゃんに会話の順番を知らせ、返事をする時間を十分にとっていれば、1歳1ヶ月になったときに赤ちゃんが注意を集中していられる時間の長さやことばの理解のでベルが高まることが、研究結果からわかっています。

引用:0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児

赤ちゃんが話したことばを真似する

この時、赤ちゃんのことばよりもひとこと多めに返してあげていました。

おもちゃについて話す

音のなるおもちゃを持たせると腕を振って鳴らすような仕草をしたり、口に咥えたり舐めたり、とおもちゃに興味がではじめました。

<例>

「ガラガラ音が鳴るね」「硬いね」

「柔らかいね / ふわふわだね」「まあるいね」「1..2..お耳がふたつあるね」

鏡を見ながら話す

鏡像認知(鏡を見て、写っているのが自分だとわかること)はおおよそ1歳半くらいからと言われていますが、自分の顔と認識していなくとも微笑んだり、触ろうとしたりします

Chami

我が子も2ヶ月くらいから鏡に映る母と目が合い、微笑むようになりました。鏡がだいすきです。

<例>

(鏡を見ながら)

「〇〇ちゃんのおはながひとーつ」

「〇〇ちゃんのおめめが 1..2..ふたつあるね」

「〇〇くんのほっぺはどこにあるかな〜? あった〜!」

絵本を読む

Chami

この頃になると絵本を読むとジッと見つめて耳をすましているように落ち着きました。 さらに興味が湧いてくると自ら絵本に触れようと身を乗り出してきます。

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2ヶ月にはいる頃には赤ちゃんが自由に動き回れるようなプレイマットや 寝っ転がっていても視覚・聴覚・触覚を刺激できるようなベビージムを用意することをおすすめします。

毎日絶対に30分時間をとって語りかけをするぞ!と力んでしまうと親も気が滅入ってしまうので家事をしながらの時もありますし、細切れで合計30分の時もあります。

Chami

ゆるく、でも長く続けらることを優先しています

「語りかけ育児」 4〜5ヶ月の実践方法

寝返りや長時間のうつ伏せもできるようになり自分の見たい・聞きたい方向に顔を動かすこともできます。

ずり這いも始まり自分が触れたいおもちゃに手を伸ばすなど、赤ちゃんの意思もはっきりとわかるようになります。

ポイント

 3ヶ月目までの内容に加えて、 赤ちゃんの喜びそうなものを散りばめて、興味をもったものについて話す ようにします。

大人が選んだおもちゃではなく、お赤ちゃんが注意を引いたものについて会話をするというのがポイントです。  

他にも、

  • いない・いない・バァ
  • 赤ちゃんマッサージなどからだを触れる遊び
  • 少し遠くから名前を呼ぶ・話しかける
  • お歌を歌う(「パンダうさぎコアラ」などの わらべうた等)

などをしていました。  

何を語りかければ良いか分からない、苦手だ、という人は...

七田式の "幼児期に覚えておきたい10個の基礎概念" を参考にしてみると良いでしょう。

「比較」「順序」「時」「お金」についてはまだ高度なのでここでは割愛します。   加えて「動作」や「感触」などをいれるようにしています。

「語りかけ育児」 6ヶ月以降の実践方法

早ければ6ヶ月で 何かしたいときには声を出すのがいちばん とわかってきて、目的を持っておとなを「呼ぶ」ようになってきます

Chami

わが子もミルクが欲しい時に「たいたい」と声を出すようになりました

6ヶ月以降は5ヶ月目までの内容に加えて以下のようなポイントで実践しています。

短く簡単な文で話す

今までも大切でしたが、コミュニケーションを理解し始めた赤ちゃんにとってはさらに大切になってきますので調子よく、ゆっくり、ことばの間に休みを入れるように語りかけます。

<例>

いまいちな例:「今から公園に行くよ。だからおクツをはいて、上着を着て準備をしなければね。」

良い例   :「ほら、おクツだね。〇〇ちゃんのおクツを履こうね。」

動作の前に声をかける

いつもと同じ言葉と動きをすると、赤ちゃんはそのことばを聴いいただけで喜ぶようになります。

ことばと意味を少しずつ学習しているのですね。

Chami

わが子はお風呂の後に「クリームを塗るよ!」と手をパァッと広げるとキャッキャと大はしゃぎします

<例>

「いないいないバァしようか!」「パンダさんのお歌をうたうよ」「お散歩に行こうね、上着を着ようか」

赤ちゃんの動作にことばをつけてあげる

赤ちゃん自身の動作におとなが「ことば」をつけてあげることで、赤ちゃんが動作 / 仕草 / 表情に「ことば」があるのだという認知をすることを手助けしてあげます。

動作や感情とことばが結びつき自己認識の理解が進んでいきます。

<例>

おもちゃを手放す →「ポイしたのね、いらないのね」

大人を眺める →「ママと遊びたいのかな?おうたを歌おうか!」

1日30分の語りかけで育児で親も前向きに!

我が家のバイブルともなっている本書、 0~4歳までの月齢ごとの成長の様子、月齢に応じた語りかけ育児の方法、おすすめの遊びなども紹介されており初めて育児の不安にも寄り添ってくれるような一冊なのでもっと詳しく知りたい方は手元に置いておいても損はない一冊だと思います。

Chami

わが子とどう過ごして良いか分からず不安だった頃にこの本と出会い、自信を持ってわが子と触れ合えるようになれたこと、日に日に絆が深まっていく感覚が持てたことが一番嬉しいです。

ぜひ少しずつでも日々の子育ての中に取り入れてみてくださいね。

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Chami(ちゃみ)


外資系企業の営業(年収4桁万円) / ブロガー & Udemy講師(のべ受講者250名以上) / 一児の母(0歳)の三足わらじを履いたアラサー

曽祖父の代から幼稚園を経営する家系育ち

わが家の子育て目標「自分で考え、決め、実行する自主性を育てる」

ワーママによるワーママのための子育て情報発信ブログです

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